生まれて初めて全身麻酔を体験

この前生まれて初めて全身麻酔の手術を受けました。
と言っても1年前にスキーで怪我をしていた膝の靱帯再建手術で、手術後は前より膝が丈夫になるということでプラス方向の手術、特に危険性もない手術なので気楽でした。
ただ全身麻酔自体は初めてなのでどんな風になるのかなという心配は多少ありました。

同じ手術をした人のブログを見てみると全身麻酔の手術中は紙おむつをするのが恥ずかしかったとか、尿管を入れるのが辛かったとかいろいろ様々な感じでした。男ですがそれはちょっと気になります。
さて、前日に入院して手術当日リラックスして待っていました。手術予定時間までまだ時間があって、特に尿管を入れるとかそういうのも無く手術用の紙パンツとガウンに着替えていました。この時点で辛かったのは前日からごはん抜きだったのでお腹がペコペコだったことです。これから手術をして麻酔が完全に覚めるまでもちろん食事できません。

すると予定より2時間くらい早く看護師さんが呼びに来て、早めに始められそうなので行きますよと言われたのでちょっと予想外でした。
手術前にトイレに行きますか?と言われたのでトイレを済ませました。朝から水を飲むのも禁止でしたが、水分補給用の点滴を打っていたのでトイレが近くなっていました。

手術室に入り、尿管とか入れるのかなと思ったら特になく、手術台に寝かされると酸素マスクを被せられ麻酔医の先生がだんだん眠くなってきますよと話しかけてきました。でも頭がスッキリで眠くなる素振りがないので「まだ眠くないです。あっちょっとぼんやりしてきたかも…」と言いかけたところで記憶がぷつりと途絶えました。
次の記憶は「終わりましたよ!」と声を掛けられた時でした。なんか夢を見ていたような感じもあり、感覚としては「あれ?いつの間にか寝落ちしてた!」という感じです。ストレッチャーで運ばれている感覚でうとうとしたまま部屋に戻りました。
で、そこから4時間かけて麻酔が覚めるのを待ったのですが何が辛かったかというとものすごい尿意が襲ってきたことです。
尿瓶を渡してもらったのですが、大人になってからベッドに横たわった状態で用をたしたことなんてありません。
お腹に力を入れたらいいのか力を抜いたらいいのかもわからず4時間ひたすら尿意との戦いをして、その後で車椅子でトイレに連れて行ってもらってやっと生き返りました。
全身麻酔自体はどうってことありませんでしたが、終わった後尿意を4時間我慢したのは本当に苦痛でした。
その一点だけでもう全身麻酔はこりごりです。というか出来るなら尿管でも入れてもらったほうがましそうです。